共同生活体験の場
若衆宿とは、家から出ることになった引きこもりの若者が、共同生活を送るための寮のことです。ニュースタートはこれを「MR(ミーティング・ルーム)」とも呼びます。千葉県市川市行徳を中心として現在8ヵ所あり、そのうちの2つは海外で、フィリピンのマニラ、イタリアのローマにあります。
若衆宿の運営は若者たちの自主性にゆだねられており、入寮した若者は共同生活を送る上でのルール作り、食事、掃除、洗濯といった、日常生活を送る上で必要な仕事を自分でこなしていくことになります。その過程で他の若者や、時に訪れる外国人留学生と出会い、交流を持つことで、人とかかわる力を身につけ、あるいは取り戻していきます。共同生活を通して引きこもりの若者に不足しがちな他人との交流や生活体験を重ねることにあります。
この若衆宿があることで、訪問部隊は引きこもりの若者を連れ出しやすくなり、拠点とすることで若者の仕事体験塾への参加も容易になります。
○現在千葉県内6ヵ所(2006年11月現在)
○海外にも展開中(フィリピン、イタリア)
○寮生は約90名(2005年11月)
○最終目標は世界88ヵ所の拠点づくり
訪問部隊に引き出された若者は、若衆宿に入寮することで、他人と一緒に生活をして生活体験をゆっくりとつんでいきます。
しかし、入寮することに不安を持たない若者はいません。これまで長期間自分の世界に閉じこもり、ほとんど他人と接する機会がなかった若者が、見も知らない人と一緒に生活をはじめることに不安を持つなというのは無理な話です。本人としても何も知らないところに来て何もわからないのに、誰も何も言ってくれないのでは、帰りたくもなります。
現在、ニュースタートでは新しく入寮した若者が、ニュースタートでの生活に慣れ活動への参加をスムーズにできるように、「新規入寮生向けバリュースクール」を開いています。これは、寮長あるいは各仕事体験塾のリーダーが講師役をつとめ、新しく寮に入った人たちに、ニュースタートがどのようなところで自分がどのように活動に参加していけるのかをみんなで考える講習会のようなものです。
現在、国内6ヵ所、海外2ヵ所に寮があり、各寮長の元、寮生たちの自主性によって運営しています。食事・掃除・鍋の会準備など日常生活を送る上で必要な仕事は、分担が割り振られています。
寮は、若者を仕事の場へと繋げる重要な場です。それまでに、多くの仲間と共に暮らし、人との交流や共同生活を体験し、社会への再出発をする心構えをする期間でもあります。
活動に携わる多くの若者やスタッフが集まり開かれています。訪問先や入寮したばかりの若者が、ニュースタートの雰囲気を知り、他の若者たちとの交流の場です。有料見学会にこられた方々も希望により参加いただいております。
現在、週4回(明日葉MR・日曜日)・(妙典MR・月曜日)・(行徳センター・水曜日)・(子育て長屋船橋・第3金曜日)に行われています。
また子育て長屋船橋では、同じ建物に入居されている高齢者の方なども参加され、地域交流が行われています。